「ウィルスと他者の世紀-エイズ意味論、エイズ芸術(1997)

プロローグ
  最初のプラン-エイズ……ゲイ芸術
他者の象徴H-ウィルス

第一部 他者の世紀---変容/6つのケース・スタディ
   
  エイズ芸術---極微のセンサー、極微のセクシャリティ
 ペスト文学「デカメロン」---病疫と文化
 ロマンティックな病---結核
 恥辱の刻印---癌
 魅惑的で甘美な病---エイズ
 極微のセンサー、極微のセクシャリティ
 ウィルスの「トルーイズム」
 バスキア、ヘリング、メイプルソープ---ハイテク時代の身体性
 ジャーマン、古橋---針の上で踊った天使
 エイズ文学「ぼくの命を救ってくれなかった友へ」
 ギベールとフーコー
 「エイズ・ゲイ芸術」の他者性
 エイズ芸術第二ラウンド---アジア、アフリカ
   
  フェミニズム・レッスン---性イメージの戦場
 フロイトとフロイト批判
 ライヒのオルガスム論と60年代文化
 ホモセクシャル感覚「キャンプ」
 フェミニズムの発生
 男(人間)の未来は女だ(ルイ・アラゴン)
 「男」こそ第二の性である
 父権的性批判
 女を演じる女
 トランス・ジェンダー、性の他者
 電子メディアのセクシャリティ
 ラディカル・フェミニズムとその後
 脱構造---ある解体と情報論
 男・ジェンダー・フェミニズム
   
  ミステリーを読む---社会病理と芸術
 炭素系生命体への珪素系異物侵入
 社会病理と芸術
 ジャック・ザ・リパーと現代
 サイコパス的通り魔の増加
 芸術が救い、治癒となるときカタカナ語感覚---またはネオ言魂論
 クリオール現象と外来語
 揺れるマージナルライン
 ネオ言魂論の出現
 白秋・賢治のホットからクールへ
   
  死---「死ぬのは何時も他人」(マルセル・デュシャン)
 死は生粋のヴァーチャル・イメージだ
 バリ島では、死を祝う
 死が眠りと同じだった時代
 死の恐怖
 ブラックユーモアと死
 自殺幇助者「ドクター・キボキアン」の”快勝”
 補遺「完全自殺マニュアル」へのコメント---または「新通過儀礼マニュアル」のすすめ
   
  死と美術-- 表層化する死、身体性
 死の作家・ウォーホル
 クレメンテの描くサマディの世界
 密教と密教芸術「マンダラ」
 パフォーミング・アートの先駆「チベット死者の書」
 密教VSカトリック美術(イコン・磔刑図)
 「メメント・モリ」、ヨーロッパ・死の美術

第2部エイズ意味論--情報の内宇宙化(インタートリップ)
 
エイズは、どんな病気か
 起源説
 RNA・遺伝子情報異変
 エイズ年代記、エイズ言説
   
  ウィルスの暗喩、エイズ意味論
 イメージ作用の不思議
 エイズ・メタファー、「ネガ」から「ポジ」へ
 愛病とウィルス共有のすすめ
   
  情報の内向化と他者の世紀---おわりに


あとがき


参考文献・索引




back